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私が音楽に目覚めた時分、まだCD ではなくレコードが音楽の主役でした。確か通常1枚2,500円で2枚組ともなると4,000円くらいしていたと思います。当然1枚のLPを買う事は1ヶ月のお小遣い 全てを注ぎこむことになるため正に「清水の舞台を飛び降りる」覚悟でレコードを買っていたわけです。 (当時ちょうどビートルズにはまり始めていた頃でLPを揃えたくとも揃えられず、アルバイトしたくとも校則で禁止されていたために地団駄を踏んでいたものです。 )唯一、洋楽を気軽に聴く手段はラジオとテレビ だったわけで、雑誌「FM STATION」を買って洋楽番組をチェックし、土曜日になれば「ダイアトーン・ポップスベストテン」、金曜夜中には眠い目をこすりながら「マイサウンドグラフティ」をAIR CHECK</a>(テープに録音のことです)していました。更には土曜の夜にはあの伝説の番組「ベストヒットUSA」をソニーのベータマックスに録画していたものです。 (*詳しくは過去ログ「ベストヒットUSA」、「鈴木英人と『FM STATION』」を参照ください) そんな折、「レンタルレコード店」なるものが私の家の近所に出店し、1枚350円程度でLPが借りられるという事を知り、「お〜、これでなかなか買えなかったあのミュージシャンのアルバムが聴ける!」と喜んだものです。私の近所には黎紅堂なるレンタルレコード屋と友&愛というお店があり、それぞれに特徴ある品揃えをしておりました。 このレンタルレコード業の登場により「レコードの売上が下がった」と指摘する人が当時いましたが、確かに「試聴」という環境が整っていなかった時分、知らないアーティストや新譜などを購入する際には『一か八か』という購入手段もとらざるを得ず、ジャケットのデザインになんとなく惹かれたり、シングルが売れたためにアルバムもいいだろうと思って買ったら大後悔 なんていうケースもありました。(*エイジアのアルファなんてそのケースでしたね) 私の経験では「まずレンタルして試聴して、良かったら購入、そうでなかったらテープに録音してお蔵入り」というパターンがほとんどだったのであまり購入の多少には関係はありませんでしたけどね。 ただ上記のような自身のプロモーション活動をおざなりにし、売り上げ不振の原因をレンタル業の著作権侵害のせいであるという主張は、更なる洋楽離れを引き起こす事になります。 〜世紀の大失敗!洋楽新譜レンタル禁止〜 1992年(平成3年)より著作権法改正により「洋楽の新譜は発売から1年間レンタルできない」コトになってしまいました。ちなみに邦楽のほうは話し合いの末3週間後にはレンタルOK となったのですが、このコトが「若者の洋楽離れを決定づけた」 と私は思っています。 ちょうどこの頃トレンディドラマとのタイアップされた邦楽がミリオンセラーを記録(小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」やチャゲ&飛鳥「Say Yes」など)したのはドラマとのタイアップ成功以外にも洋楽を聴いていた人が邦楽に行ってしまったことも遠因としてはあるはずです。 92年の年間アルバムチャートTOP10にいた中で私が持っているのはニルヴァーナくらいなものです。 結局レンタルで1年間新譜 が聞けないと言う事はその楽曲の鮮度が落ちてから借りれる・・ということになりレンタル解禁になった頃には誰も見向きもしない・・という悪循環が始まったのは間違いないと思います。 東芝EMI(現EMI)がはじめた「NOW」シリーズもその年のヒット曲を集めたアルバムといいながらもレーベルの枠を脱しきれず、またヒット曲だけを集めた作品というのは、その場限りの捨て聞き的なCDの買い方を促進することになったのではないかと思います。!『ビートルズ以来培われてきたジャケットから楽曲の構成までにこだわるトータルコンセプト的な作品作りをアーティストを育てるべきレコード会社が破壊する』という何ともお粗末な事態を招いた事はここに言っておかないといけないと思います。 今、聞きなおしてみると90年代もニルヴァーナ以外にもオアシスやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどグランジ、オルタナティブ・・・など 言われますが、70年代のパンク的なロック回帰を想起させるミュージシャンが登場しており、決して不毛な時代・・・とも言い切れないのです。 〜それでいいのか?デジタル配信〜 近年、i-Tuneとi-podを中心とする「デジタル配信」が音楽ソースを入手し楽しむ方法の主流となっています。また携帯に「着うた」をDLして手軽に楽しむという方法も一般的にになっています。 勿論、私もi-podは使っていますし便利なツールだと思います。 i-podを21世紀のウォークマンと呼ぶ人もいるようですが、私はあれはCDなどとおなじ音楽の1つのパッケージだと思っています。それは良いのですが、このデジタル配信・・・・。やはりアーテイストの作品、特にアルバム作品を切り売りできてしまうところに大きな疑問を持つのです。 好きな曲だけをピックアップして聴く・・・、その行為は全く否定しませんがやはり違和感は否めません。 お気に入りや良いなあと思ったアルバムを手に取り、ライナーノーツを読みながらCDを聴く。ジャケットのデザインをまじまじと眺める・・・、こういう音楽の聴き方は時代遅れなんでしょうかね? レコードからCDにメディアチェンジしたときジャケットの小ささにちょっと残念な想いをしましたけどライナーノーツはちゃんと残してくれました。(アルバム解説は実は日本独特のサービスで輸入盤を買えばわかりますが、英米では歌詞カードすらありません) デジタル配信になった今、例えジャケデザインやライナーノーツがDLできたとしても作品の一体感を感じないのです。 そんな私は時代遅れなのでしょうか? やはり新譜を試聴して、アーティストの一体完結型の作品を聴ける環境にならないと日本での洋楽の復活は無いような気がします。 いろんなアルバムを聴いた上で「自分だけのベスト盤を作る」方が愛着も深まると思うのですが・・・。 参考URL:CDV-NET(日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合 カフェ・喫茶店人気ブログランキングへ |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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黎紅堂・・僕の故郷静岡にもありました! |
kaki 2008/03/11 21:15 |
自分だけのベスト盤。作りましたよね〜。今はiPodで自動的にそれ自体がベストですが、ビートルズ関係のアルバムは全て収録しています。(笑)レンタル店は友人とレコードの貸し借りの延長のようなもの。レンタル店で売上が落ちたと言いますが、レンタル店にどれだけの枚数が買われているか・・・ |
fighterk URL 2008/03/11 21:25 |
kakiさん |
ウッドエイトのマスター 2008/03/11 21:52 |
fighterkさん |
ウッドエイトのマスター 2008/03/11 22:19 |
洋楽かぁ。僕も以前ほど聴かなくなったね。つうか、パソコンに向かってる時間が多くなって音楽を聴いてる時間は減りました。パソコンではMYSPACEやったりYouTubeでレアなの見たりしてるんですがねぇ。それらは「探す」という行為であって、「聴く」というんじゃないんじゃないかと思います。音楽聴きたいときはやはりコンポで聴きます。それと最近は英国の新人を聴くより東京の新しいバンドを現場に見に行くほうが数段面白くてね。 |
Gottosson 2008/03/12 00:42 |
Gottossonさん |
ウッドエイトのマスター 2008/03/12 20:02 |
良い〜ログですね、さすがです。 |
ショウ 2008/03/13 01:38 |
ショウさん |
ウッドエイトのマスター 2008/03/13 06:59 |
私もよくレンタル屋さんに行っては |
masabi 2008/03/13 09:58 |
masabiさん |
ウッドエイトのマスター 2008/03/13 10:33 |
こんばんは、マスター。 |
不思議の音楽館 2008/03/18 00:41 |
不思議の音楽館さま |
ウッドエイトのマスター 2008/03/18 09:06 |
ウッドエイトのマスターさん、はじめまして。おカメと申します。 |
おカメ URL 2008/04/10 20:21 |
おカメさん |
ウッドエイトのマスター 2008/04/11 01:15 |
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